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近年の米中関係の悪化は誰のせいかと問われれば、多くの人が習近平とドナルド・トランプを挙げる。しかし、本当にそうなのだろうか。中国共産党の創立党員の毛沢東に始まり、代々の党幹部は、好戦的な反米キャンペーンから「韜光養晦」と呼ばれる外交方針に至るまで、打倒米国という長年のアジェンダをありのままに実行してきた。この第三章では、彼らの100年にわたる対米政策の歴史をひもとき、そのゾッとするような事実を明らかにしている。
本作『最終戦争』の制作には2年の歳月を要したが、その間も米中関係は下降の一途を辿った。
近年の中国共産党が露わにしている攻撃性は、習近平の性格によるものなのか。それとも、より大きな計画の一部なのか。中国政権の長期的な対米戦略とは何か。この米中対立の根本原因は何か。その真相に迫らなければならない。
この章では、過去数十年にわたる米中関係の盛衰について、内部関係者とともに追究した。この歴史の背後には、中国共産党政権が100年かけて打ち立てた打倒米国の思惑がある。
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